ヤマシンフィルタは建機の油圧フィルタの世界シェア70%!
圧倒的な世界シェアです。
日本ではなく世界シェアですからね。
油圧フィルタとは
油圧フィルタとはパワーショベルとかブルドーザーなどの建設機械に欠かせないものです。
油圧フィルタはこういった建機の油圧機器を保護する事が目的で取り付けられています。
シリンダーなどの油圧機器を保護するために、一台の建機に複数個搭載されています。
消耗品ですから、需要はひっきりなしですね。
高性能の油圧フィルタが好まれる理由
建設機械の故障の原因はなんでしょうか?
実はもっとも多いのがダスト(ゴミ)による機器の破損による故障です。
なんと全体の7割がこの類の故障らしいです。
なのでこの油圧フィルタでダストをろ過して、綺麗なオイルを保つことが大変重要です。
身近な例えを出すなら自動車のエンジンオイルですね。
自動車にもオイルフィルター(オイルエレメント)がついています。
一般的にはオイル交換2回に対してフィルターを1回交換します。
建設機械は大変高価です。
超ミニバックホーでも200万円~300万円です。
ミニショベルで1000万円弱。
大型のショベルカー(ユンボ)なら1000万円~7000万円位の価格です。
これが小さなゴミで故障するわけです。
修理代も高いでしょうけど、故障している間の機会損失はバカになりません。
大型重機が故障した場合、「はい、代わりの重機を持ってきます」なんて簡単にできませんよね。
もし安物(ニセモノ)の油圧フィルターを使って建機がトラブルを起こすと大変です。
工事の納期遅延とかでいろんな関係者に迷惑をかけますからね。
だから、できれば高性能で信頼できる油圧フィルターを搭載したいと思うわけです。
フィルターをケチって失敗したときのリスクの方がデカすぎるんですね。
そこで選ばれているのがヤマシンフィルタの高性能油圧用フィルタなのです。
中国での建機需要はどうなのか?(2016年11月時点)
2016年11月15日のラジオ日経にヤマシンフィルタの社長が登場しました。
中国での建機需要は回復しているとの事でした。
10月時点でフル生産していて部品が間に合わないらしいです。
量産体制がとられているとの事。
インフラ投資により建設機械がバンバン稼働しているらしいです。
中国ってどうなの?という意見が多いですが、設備投資は順調に回復しているようで、建設業界も忙しい模様。
ヤマシンフィルタの油圧用フィルタも今後の売り上げ増が期待できるという事ですね。
ヤマシンフィルタの今後の方針
今後はIOTが熱いとの事。
センサーを使って油圧機器のオイルの汚れ具合をチェックできるようになるらしい。
継続してチェックすることでオイル汚れの傾向を掴んだりできるようになるとの事
パートナーと提携して開発中
上記のような仕組みを、すでにパートナーと開発中らしいです。
ちなみにアメリカでは再来年にはそういったシステムが市場に登場するらしいです。
これからもヤマシンフィルタが見逃せないですね!